2022年はどんな年になるでしょうか。
それを占うために、2022年の干支である「壬寅（みずのえとら）」がどんな年なのかを解説します。
また、そもそも干支とは何なのか、寅年生まれの人の性格、相性などについても見ていきます。
その上で、寅年生まれの人にとって2022年がどういう年になるのか、その運勢について解説します。
自分自身や身近に寅年生まれの人がいる方はもちろんのこと、干支や2022年の運勢について興味がある人も、ぜひご一読ください。
干支の仕組みとその意味とは？
2022年は寅年ですが、干支には、そもそもどんな意味があるのでしょうか。
干支は、中国の陰陽五行説を基本にして、60年周期で繰り返す暦です。
陰陽五行説とは、世の中のすべてのものは５種類の元素「木・火・土・金・水」に分類され、「陰」と「陽」に分かれるという思想です。
干支は、十干（じっかん）と十二支の組み合わせでできています。
十干は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類あり、太陽を象徴とした生命の循環を表しています。
そして、十二支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種類あり、月を象徴とした生命の循環を表しています。
この２つの要素、十干と十二支を組み合わせ、「甲子」「乙丑」「丙寅」という具合に順番に並べたのが干支です。
「甲子」から始まって、60番目の「癸亥」まで進むと、また「甲子」から繰り返します。
これが「還暦」という言葉の由来となっています。
古代人たちは、２つの要素を組み合わせる「二元論的手法」によって、この世の理を解き明かそうとしたのです。
２０２２年「壬寅」の寅年はどんな年？
「壬寅」に該当する2022年はどんな年になるのでしょうか。
「壬寅」の「壬（みずのえ）」は十干の９番目、生命の循環という意味では終わりに近く、新たな生命を育む準備の時期を示します。
「壬」の文字は「厳しい冬に耐え、内に蓄えた陽気で時代の礎となる」ことを示します。
動物の繁殖期、植物でいえば土の下で芽が膨らんで土が盛り上がってきたころのイメージです。
また、「壬」は陰陽五行説では「水の兄」と書き、これは「水の陽」を意味します。
「水」は冬、「陽」は激しいという意味なので、「壬」は厳冬、沈滞などを表しています。
一方、「寅（とら）」は干支の十二支では３番目で、生命の循環の中では最初のほうに近く、誕生の時期を示します。
「寅」は陰陽五行説では「木の陽」に分類されます。
「木」は成長、誕生、春の象徴ですから、強く大きく成長することを暗示しています。
「壬」と「寅」を組み合わせると、「壬」が「寅」を補完し、強化する関係となります。
つまり、2022年は「陽気をはらみ春の胎動を助ける年」となり、厳しい冬を乗り越えたあと、生命力に満ちあふれた春がやってくることを示しています。
寅年の特徴：①性格
干支でいう寅年生まれの人は、どんな性格なのでしょうか。
動物の虎は凶暴な印象ですが、意外にも寅年生まれの人は社交的でロマンチストです。
また、前向きでチャレンジ精神も強く、信念をもって行動するタイプです。
失敗しても簡単にはあきらめないので、周囲からの信頼が厚く、多くの人から好かれる人気者タイプの人が多いようです。
サービス精神も旺盛なので、典型的なリーダータイプといっていいでしょう。
ただし、自信をもっているせいで理想も高く、負けず嫌いなところもあります。
できるだけ周囲の声に耳を傾けることが必要です。
恋愛に関しても積極的なほうですが、理想が高いので、プロポーズやデートをする場所にも、かなり強いこだわりがありそうです。
寅の特徴②相性
寅年生まれの人と相性がいいのは、午年（馬）と戌年（犬）生まれの人です。
午年生まれの人は自由奔放で活発な性格。
行動力のある寅年生まれにとって、とても刺激的で魅力的な存在です。
戌年生まれの人は、寅年生まれと考え方が似ています。
協調性を重んじる戌年生まれと、リーダー気質の寅年は、ぴったりの相性。
お互いに協力し合って、とても良好な関係を築くことができるでしょう。
恋愛においては、寅年生まれの男性と戌年生まれの女性の組み合わせが理想的です。
一方、寅年生まれと相性が悪いのは、巳年（蛇）、申年（猿）、亥年（猪）生まれの人です。
蛇年生まれの人は本音を隠すタイプなので、まっすぐな性格な寅年生まれの人とはうまくいかないようです。
申年生まれはお調子者で言動に一貫性がないので、寅年生まれには嫌われてしまいます。
亥年生まれと寅年生まれは似たもの同士。
どちらも意見を曲げないので、衝突してしまいがちです。
寅の特徴③運勢
寅年生まれの人にとって、2022年はどんな年になるのでしょうか。
まず恋愛運ですが、2022年は結婚に適した年になるでしょう。
特に24歳と36歳の人は、2022年に恋愛運が大きく変動します。
人間関係の管理に注意をはらいましょう。
次に金銭運ですが、いまひとつのようです。
投資や宝くじなどで大きな成果を期待するのはやめたほうがいいでしょう。
2022年は堅実に、とにかく合理的にお金を使うことを心がけるのが大切です。
そうすることで、お金に困るようなことは防げるでしょう。
そして仕事運では、2022年に昇進のチャンスが訪れます。
リーダーからとても評価されていますが、その一方で、誰かが嫉妬している可能性があります。ささいなトラブルが原因でチャンスがふいになることもあるので、気をつけましょう。
寅年生まれの人は2022年、とても多くの課題にぶつかるかもしれません。
ラッキーアイテムとして「赤いもの」を身につけていると不幸を避けることができるでしょう。
まとめ
陰陽五行説によれば、寅年である2022年は、陽気をはらみ春の胎動を助ける年。
ガマンをしたあとに明るい未来が開けるようですね。
期待しましょう。
干支でいう寅年生まれの人は、社交的でロマンチスト。
失敗しても簡単にはあきらめないので、周囲からの信頼が厚く、多くの人から好かれる人気者タイプの人が多いようです。
2022年は、寅年生まれの人にとって恋愛運と仕事運は期待できますが、金銭運はいまひとつのようです。
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