突然ですが、前世は本当にあるのでしょうか。
また、今私たちが暮らしている現世と前世には、どんな関係があるのでしょうか。
ここでは、そうした前世に関する基本的な知識をご紹介するとともに、自分の前世を知るための方法として、夢日記、瞑想、惹かれるものへの接触、前世占いについても解説していきます。
前世がいったいどんなものなのかを知りたい人や、自分や身近な人などの前世を知りたい人は、ぜひご一読ください。
前世ってほんとにある？
前世とは、今の自分に生まれ変わる前の自分のことです。
これに対して、今ここにいる自分のことを現世といいます。
この前世と現世には、とても深いつながりがあります。
たとえば、前世で何か思い残すことがあった場合、生まれ変わったあとも、再び似たような道をたどることが多いようです。
そして、もしも現世でも思い残すことがあった場合、また生まれ変わったあとの来世でも、同じ道、同じような人生をたどることになるといわれています。
つまり、これは生まれ変わりのようなものですから、そんなことが実際に起こるとは、どうしても信じられない、という人もいるでしょう。
もちろん、生まれる前の世界の記憶をもつ人はいませんし、死んだあとの世界を見る方法もありませんが、仏教にも輪廻転生（生まれ変わって生と死をくり返すこと）という考え方があるぐらいですから、「前世など絶対にない」とは、誰にもいい切れません。
前世は本当にあると考えてみると、今までとは違った観点で物事を捉えられるようになりますから、一度、前世のことを真剣に考えてみてもいいのではないでしょうか。
前世と現世は関係がある？
そもそも、自分の前世がどのようなものかを知ることは、いったい何の役に立つのでしょうか。
結論からいえば、前世を知ることで、自分がこの世界に生まれてきた意味を知ることができます。
人は、前世で達成できなかった目標や夢などを現世で最後までやり遂げるためか、あるいは前世で犯した罪を現世で償うために生まれてきたかのどちらかです。
誰でも一度は、「自分は何のために生まれてきたんだろう」と考えてみたことがあるでしょう。
自分が現世で何をすべきかを知っておくことは、けっして損ではないと思いませんか。
「これからの人生で、自分は何をすべきか」を悩んでいるときこそ、前世を知るべきタイミングです。
ところが、たいていの人は前世の記憶などもっていませんし、それを思い出すこともできません。
そこで、以下の項目では、自分の前世を知るための方法をご紹介していきます。
前世を知っているのと知らないのとでは、人生の充実度が違います。
それに、現世で自分の成し遂げるべきミッションが明確になれば、今まで迷っていたことや悩んでいたことの答えが見つかるかもしれません。
自分に合った方法を見つけて実践してみましょう。
自分の前世を知るヒント①夢日記
自分の前世を知るために有効な手段として、夢日記をつけるという方法があります。
夢には、今あなたが暮らしている現世の記憶だけではなく、ときおり前世の記憶が紛れ込んで反映される場合があります。
もし印象的な夢を見たら、忘れないうちに、できるだけ詳しくその内容をノートなどに書き留めておくといいでしょう。
そうしたメモがいくつか集まったら、あらためて読み返してみて、それらの夢に何か共通点がないかを探してみます。
その共通した部分に、前世を示すヒントがあります。
前世で体験した象徴的な出来事は、夢の中で何度もくり返されることがあるのです。
また、夢で見た内容をノートに記す際、言語化するという行為そのものにも大きな意味があります。
どんな物事も、文字に書き起こすことで初めて見えてくるメッセージというものがあるからです。
あなたが昨晩見た夢は、もしかしたら前世で実際に体験した出来事かもしれません。
自分の前世を知るヒント②瞑想
前世を知るには、瞑想をするのもよい方法です。
瞑想とは、静かな場所で目を閉じ、あぐらをかいた状態で背筋を伸ばし、呼吸を整えることです。
瞑想には、心のストレスを緩和し、気持ちをリラックスさせたり、忘れていた前世の記憶を呼び起こしたりする効果があるのですが、仕事や家事などに追われて「瞑想などしている時間がない」という人も多いでしょう。
そこで、ベッドに入って眠る前に瞑想する方法をご紹介します。
方法は簡単です。
部屋を暗くしてベッドに入り、全身の力を抜いて、自分の呼吸を意識します。
そのまま、頭の中を真っ白にしたあと、今日の出来事、昨日の出来事、先週あったこと……というふうに、どんどん時間をさかのぼっていき、最後には前世の記憶までたどり着ければ大成功。
もし、瞑想している途中で眠ってしまっても大丈夫です。
瞑想から眠りに入っていくと、とても質のよい睡眠がとれますし、もしかしたら、前世の体験を夢で見ることができるかもしれません。
自分の前世を知るヒント③なぜか惹かれる物事
前世を知るには、「なぜか理由もなく惹かれるもの」に触れてみる、という方法もあります。
たとえば、あなたには、「なぜか興味を惹かれる場所」あるいは「なんとなく行ってみたい場所」はないでしょうか。
そういう場所は、前世であなたが住んでいたとか、そこでとても印象的な経験をしたなどの可能性があります。
前世の記憶の断片が、あなたにそう思わせているかもしれないのです。
ぜひ一度、そういった「なぜか興味を惹かれる場所」を訪れてみてください。
訪れてみて、もし既視感を感じるようであれば、前世と関係のある場所である可能性が高いです。
また、なんとなくあなたの琴線に触れる音楽や小説、芸術作品、海外の文化なども、あなたの前世が深く関係している可能性が高いです。
それらは、あなたが前世で好んでいた作品や、あなたが暮らしていた場所の文化なのかもしれません。
いつも意識して、さまざまな芸術や文化に触れるようにしていると、前世のヒントが見つかる機会も増えていきます。
自分の前世を知るヒント④前世占い
自分の前世を知る方法として、前世占いを使うという手もあります。
世の中には、前世を占う特殊能力をもった人がいます。
もし、身近にそういう人がいたら、前世を見てもらうのもいいでしょう。
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