十二支は、時間や方角を表すものとして古代中国で生まれました。年賀状でも良く見かける十二支ですが、実は占いでも使われているのをご存じでしょうか?的中率の高い占いと言われている「四柱推命」や「算命学」では生まれ持った性格や運勢を見る際に用いられます。
ここでは戌年についての基本的な知識に加えて、戌年生まれの人が持っている仕事運や金運、愛情運と相性のいい十二支など、くわしく解説していきます。
目次
戌年(いぬどし)の意味や歴史
古代中国で誕生した十二支は、暦をはじめ時間や方角にも使われるため、多くの人が覚えやすいように、普段から親しみのある動物が取り入れられました。 「戌」には「犬」が当てはめられました。犬は遠く離れた場所にいても家までちゃんと帰ってこれるほど、鼻がよく利く動物であることから「安全に帰宅する」「真っ直ぐ帰って来る」という意味があります。
犬はどこでも餌を与えてもらえるほど可愛らしく、生涯にわたり食べ物に困らない、多産にもかかわらずお産が軽いなどの理由から、「安産の象徴」と言われ大切にされてきました。古くから日本では、戌の日に妊婦が安産を祈願し、神社やお寺へお参りをする風習があります。
過去、「戌年(いぬどし)」に起きたこと
犬が象徴する「成長」「繁殖」「勤勉」は、まさに戌年に反映されています。戌年には、世界の歴史にも残るほどの出来事や、輝かしい未来の始まりを予感させるような出来事が起こりました。
まずは1946年、国の根幹となる法律「日本国憲法」が公付されています。現存している憲法において世界一の長寿憲法とも言われているのは、約70年以上にわたり一度も改正されていないからです。また、今も尚テレビ放送が続く不動の人気漫画「サザエさん」の連載がスタートしました。東京の上野駅前に、商店街のアメヤ横丁、通称「アメ横」が誕生したのも同じ年です。
1958年には「東京通信工業」が社名を「SONY」に変更し、世界に通用する総合電機メーカーとして目覚ましい発展を遂げていきます。同じ年に「日清食品」から発売されたのが、世界初のインスタントラーメンとなるチキンラーメンです。さらに、今では世界中で知られている、日本の象徴「東京タワー」が初めて一般に公開されたのもこの年の出来事。
1970年には「早川電機工業」が「SHARP」に社名を変え、「SONY」の後を追うべく、世界を視野に入れて販路を拡大。日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げが見事に成功し、歴史的な偉業が達成された年でもあります。1982年においては、上越新幹線が開業したり、500円硬貨の発行が開始されたりしました。
戌年(いぬどし)の性格や特徴
真面目で勤勉な戌年生まれの人は、すべてにおいてきちんと責任を果たします。人一倍の忍耐力があり、どんなことでも最後までしっかりやり遂げます。苦労をものともせず、コツコツ努力することを惜しみません。
強い忠誠心を持っており、尊敬する上司や先輩には非常に忠実。いつも愛想が良く、親しみやすい性格をしていますので、大勢の人から好かれるタイプです。深い愛情を持ち面倒見が良いため、家族や恋人など大切な人のためには徹底的に尽くします。
人は好きですが、意外にも交流を図るのは苦手なため、自分の気持ちや考えをうまく言葉にできません。やや潔癖な面があり、他人の短所や欠点が気になります。融通が利かず自分の考えに固執するあまり、意見の食い違いから他者との間に溝ができてしまう場合も。迷いが多くなかなか決められず、若年期には好機をつかめないことがあります。持って生まれた粘り強さと活かして地道に頑張れば、中年期に努力が実を結びます。
戌年(いぬどし)生まれの人の恋愛傾向
戌年生まれの人は、ひたむきに人を愛します。好きになると、本気で愛し抜いて尽くします。純愛を望み浮気などあり得ないと思っているので、一度結びついたら愛は長きにわたり育まれます。
しかし、控えめで慎重ゆえに、自分からアプローチことはしないため、交際までには時間を要します。なかなか本音を言えずストレスが溜まりやすいため、やさしく包み込んでくれる人が理想です。すぐに結婚を意識することから、恋愛結婚ではスピード婚になる場合もあります。
戌年(いぬどし)生まれの人の仕事運
全てを難なくこなし、期待に応えられるだけの結果を残す人が多いのが戌年生まれです。口数は少なめですが、正直者であるがゆえに上司から目をかけてもらえます。社内ではかわいがられやすく、仕事を円滑に進めやすい環境下でどんどん結果を出します。
正義感にあふれ、正攻法で仕事を進めていくため、上司をはじめ先輩や同僚からも認められ、あっという間に出世するほうです。
しかし、自分なりの考え方に縛られるあまり、自己中心的な考え方になることもあります。臨機応変さを意識しながら周りと手を取り合ってやっていくようにすると、運気は上昇傾向に。人の役に立つのが好きですから、サポート役として活躍できる秘書などが天職です。
戌年(いぬどし)生まれの人の金運
戌年生まれの人は、じっくり時間をかけて物事を成し遂げるため、お金に対しても堅実的です。見栄を張ったり、派手にお金を使ったりすることには関心がないゆえに、慎ましやかな暮らしを送ります。収入の大半は貯金し、資産をコツコツ形成していきますので、経済的な心配はありません。
ただし、値が張る物でもどうしても欲しいと思ったら、清水の舞台から飛び降りるつもりで購入を決めます。そのような行動に出るのは、一度決めたら意志を曲げない、戌年特有の性質が備わっているからです。
亥年の人は強いこだわりを持っており、日用品や洋服、家具に至るまで良いと思った物は変わらず何年、何十年にもわたり愛用し続けます。
また、身をもって機能の優秀さを実感したり、本当に大切だと判断したりした物に関しては、高価であってもお金を出すことを渋りません。それでも生活が困窮したり浪費家になったりしないのは、戌年生まれの人は経済観念がしっかりしており、普段から金銭管理もきちんとできているからです。
若かりしころは、欲しい物があってもぐっと堪えて節制を心がけ、貯蓄に励みます。また、年齢の上昇に比例し年収は確実に上昇しますので、急に大金が必要になったとしても、困らないだけの蓄えがきちんとできているでしょう。老後にも困らず、ゆとりのある暮らしを送れることが約束されています。中年期には予期せぬ出費に見舞われる場合もありますが、落ち着いて対応すれば問題ありません。
戌年(いぬどし)と相性のいい干支は?
戌年と相性のいい干支は、「寅年」と「卯年」、そして「午年」です。
■寅年(とらどし)
陽気な戌年と社交性に長けている寅年は相性抜群。自然な形で発揮でき、良いパートナーとなります。初対面の時からすぐに仲良くなれるだけあり、結びつきは非常に強いです。言葉を交わさなくても通じ合える場面がたくさんあります。戌年は迷いが多く優柔不断ですが、その点を上手にカバーしてくれるのが、すぐさま決断できる力を持っている寅年です。
■卯年(うさぎどし)
戌年にとって、とても馬が合うのが戌年の人です。穏やかな戌年は、やさしい卯年に対し、初めて会った時から親近感を覚えることは珍しくありません。頑固で頑なになりがちな戌年を、そっとなぐさめて心を解きほぐしてくれるのが、温かい人柄を持つ卯年です。波長がすんなり合い、やすらぎも感じられる関係ですから、いつの間にか行動を共にしていることが多々あります。友達や恋人など、どのような仲であったとしても、良好な関係を築けるのが特徴です。
■午年(うまどし)
人が好きな戌年と午年は性質的に似ているため、非常に良い相性を持っています。夢や目標を達成するため、必死になって努力を重ねるところも同じですから、手を組めばどのような苦難にも屈しません。午年の人は士気を高めてくれる存在なので、戌年の人は、一緒にいると常に前を向いて頑張れます。戌年が納得できるゴールまで導いてくれることから、信じて付いて行って間違いのない存在です。
まとめ
今回は、戌年の意味や歴史、戌年生まれの人の特徴や相性についてお話ししました。 戌年生まれの人は、若い頃には大変な思いをしながらも確実に階段を上っていくからこそ、晩年にかけて確実に花を咲かせられます。
たとえ苦労を伴うことになったとしても、戌年にとっては必要だからこそもたらされるものであり、何一つとしてムダな経験はありません。たとえ苦境に立たされたとしても、たゆまぬ努力を続けていれば、いずれは脱却できる底力を持っているのが戌年です。
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