四柱推命の十二運「絶」とは?性格・適職・恋愛・人間関係を解説

四柱推命の十二運「絶」とは?性格・適職・恋愛・人間関係を解説

十二運の「絶」の特徴/性格は?


絶には死後の世界を表す意味があり、現世のしがらみから解き放たれた自由な状況を示しています。 そのため、固定観念や古い慣習などにとらわれず、伸び伸びと活動できるでしょう。 フットワークが軽く、思い立ったらすぐに行動を起こせる人です。

感性やひらめきが豊かな、天才肌の人であるともいえます。 明るく親しみやすい雰囲気を持っていますが、喜怒哀楽が激しく、感情の振れ幅がとても大きい面があるため、人との調和を崩しやすいところも。

感情をうまくコントロールできれば周りの人との関係も円滑に進めていけるでしょう。 じっとしていることが苦手で、思い立ったらまず行動を起こし、前へ進みながら考えていくタイプの人であることがわかりました。

十二運の「絶」の仕事運・適職は?


絶を持つ人は、溢れ出るアイデアを形にできる仕事で力を発揮できるでしょう。 機敏に動き回り、目まぐるしい状況の変化にも柔軟に対応できる器用さがあります。 人の心をくすぐるようなものを生み出すのが得意で、その発想力は高く評価されるでしょう。

反対に、周りと足並みを揃えることを求められたり、同じような作業を繰り返すお仕事では集中力が途切れてしまうため、あまり向いていません。 ある程度自由に動き回れ、なおかつスピード感がある職業を選ぶといいでしょう。

絶を持つ人に向いているのは、芸能界やファッション業界、クリエイティブな分野のお仕事です。 商品やイベントの企画、外資系企業などでも活躍できるでしょう。 組織の中にいるより、フリーランスのような働き方のほうが才能を活かせます。

十二運の「絶」の恋愛傾向は?


絶を持つ人は、社交的で愛嬌があるため異性からモテます。 また華やかな存在感があり、頭の回転も速いため人の気持ちを引き寄せやすく、恋多き人生を歩むことになるでしょう。

内面に共通点が多く、感性が合う人に心惹かれる傾向が見られます。 趣味などを一緒に楽しめたり、会話していると安心できたりする人とのお付き合いを求めているのです。

気分屋で、また束縛を嫌うところがあるため、デートの予定が直前で変わることがしばしばあるでしょう。 とは言え、寂しがり屋であるため、いつも優しく寄り添ってくれる人との交際を望んでいるのです。

柱別にみる「絶」を持つ人の特徴


◆年柱に絶がある場合
年柱の十二運に絶がある人は、想像力が豊かで、遊び心を大切にします。 人を喜ばせることが好きで、社交的で人懐っこい性格でしょう。 現実的な考え方が苦手で、安定した環境よりも新しい刺激を追い求めます。 幼少期は何かと環境が変わりやすく、苦労することもあるでしょう。

◆月柱に絶がある場合
月柱の十二運に絶がある人は、自らが行動し、体験したことを元にして成長していきます。 現状に満足せず、常により良い環境を目指して努力できるでしょう。 頭の回転が速く、波乱に満ちた日常も見事に乗り切る柔軟性を備えています。 失敗しても引きずることなく、前向きに進んでいける人なのです。

◆日柱に絶がある場合
日柱の十二運に絶がある人は、束縛を嫌い、自由に伸び伸びと歩んでいきます。 平穏が続くと物足りなさを感じ、困難に身を投じて自分の可能性を試したくなるでしょう。 挑戦する意欲が人一倍強く、常に高い目標に向かって前進していくのです。 異性からはモテますが、気持ちのすれ違いが多いでしょう。

十二運の「絶」と通変星の組み合わせを見る


◆「絶」と比肩(ひけん)の組み合わせ
絶と比肩の組み合わせを持つ人は、マイペースを保ちつつ行動範囲を広げていきます。 比肩が持つ意志の強さに、絶の行動力や旺盛な好奇心が加わるため、さまざまな分野で活躍できるでしょう。 心に決めたことには細部にまでこだわって徹底的に突き詰めていきます。

◆「絶」と劫財(ごうざい)の組み合わせ
絶と劫財の組み合わせを持つ人は、素直で純粋な人でしょう。 明確に自己主張できる劫財と、感情表現が豊かな絶とが作用し合い、どんな人にでもありのままの自分を示していきます。 その正直さは信頼に繋がり、多くの人から親しまれ、愛されることができるのです。

◆「絶」と食神(しょくじん) の組み合わせ
絶と食神の組み合わせを持つ人は、独特な世界観を有しています。 人を明るい気持ちにさせたいと望む食神に、絶のイマジネーションが加わると、創造力が強くなります。 画期的なアイデアを生み出したり、冗談を上手く交えて会話をリードしたりと、人を驚かせたり喜ばせたりする才が備わるでしょう。 その個性が強く出過ぎた時には、周囲の人から理解されにくくなってしまうのです。

◆「絶」と傷官(しょうかん) の組み合わせ
絶と傷官の組み合わせを持つ人は、鋭い切り口で物事の本質を見極めていきます。 人とは違う視点を持っていて、冷静な思考で真実を読み解くことができるのです。 傷官の繊細さに、絶の激しい感情表現が加わることで、常識や固定概念を覆すような行動を起こせるでしょう。 言葉に気をつければ人との衝突は抑えられ、穏やかな関係を築けます。

◆「絶」と正財(せいざい) の組み合わせ
絶と正財の組み合わせを持つ人は、慎重かつ大胆な人です。 コツコツと努力を重ねていく正財に、感情の振れ幅が大きい絶が加わることで、明確な目標に向かって力強く突き進んでいけるでしょう。 周りからの信頼を集めつつ、結果が出るまで諦めずに取り組みを続けます。

◆「絶」と偏財(へんざい) の組み合わせ
絶と偏財の組み合わせを持つ人は、現実的でしたたかな生き方ができるでしょう。 世の中の流れを的確に読み解く偏財に、実行力のある絶が加わることで、利益を獲得するために無駄なく効果的に行動できるのです。 商売などに向いていますが、欲が前へ出過ぎてしまうと人間関係が崩れがちなので注意しましょう。

◆「絶」と正官(せいかん) の組み合わせ
絶と正官の組み合わせを持つ人は、物事の流れを冷静に観察できます。 細かいところまで気配りができる正官に、絶の純粋さと素直さが加わり、物事をあるがままに受け止められるのです。 環境の移り変わりを客観的に見つめられるため、大きなチャンスの訪れもしっかりと見極められ、確実につかみ取れるでしょう。 かゆいところに手が届く人であるため、集団行動ではみんなから重宝されます。

◆「絶」と偏官(へんかん) の組み合わせ
絶と偏官の組み合わせを持つ人は、進むべき道を見極め、自ら切り開ていく力があります。 困難な状況でこそ強い輝きを放ち、少しでも可能性がある限り決して諦めずに立ち向かえる人でしょう。 仲間の輪を大切にするため、周りの人と協力しながら問題を解決していきます。 リーダーシップがあり、共通の目標に向かってみんなの気持ちを一つにできる人です。

◆「絶」と偏印(へんいん) の組み合わせ
絶と偏印の組み合わせを持つ人は、自分だけの道を歩んでいきます。 敷かれたレールを進むことはせず、本当にやりたいことを見つけて全てを懸けるのです。 チャレンジ精神が旺盛で、たとえ困難が予想されるとしても、心に決めたことには一途に向っていくでしょう。 偏印が持つ感性に絶が持つ柔軟さが加わり、鋭い直感力やひらめきが生み出されるのです。

◆「絶」と印綬(いんじゅ) の組み合わせ
絶と印綬の組み合わせを持つ人は、豊富な知識から新しい価値を生み出していく力があります。 印綬が持つ知性と、絶が持つ創造性が加わり、従来の考え方をアップグレードさせる能力が生まれるのです。 穏やかで真面目な性格であるため、人との交流からも良い刺激を受け、外部からも有益な情報をたくさん得られるでしょう。