丑年(うしどし)の性格、特徴は?運勢や相性も解説

十二支とは、古代中国で生み出された、時間や方角を表すものです。現代では、お正月に年賀状に描かれた十二支のイラストや、十二支モチーフのグッズを目にすることもあり、私たちの生活にも馴染があります。

また古くから運勢占いに用いられる場面も目立ち、占術の中で十二支を読み解き、性格や運勢を占うものがいくつも見受けられます。だからこそ、どの干支に生まれたのかということが重要であり、十二支によって生まれ持つ性格や辿るべき運命すら決まっていると言っても過言ではありません。

今回は、十二支の中で2番目に位置する「丑」についてお話していきます。基本的な性格はもちろん、恋愛運に仕事運、さらには金運や相性の良い干支に至るまで、詳しく解説しましょう。

丑年(うしどし)の意味や歴史


丑に当てはめられる動物の「牛」は神の使いとしてあがめられることも多く、学問の神様と言われる菅原道真公を祀る太宰府天満宮にも、丑の像が置かれるほどです。牛が地道に黙々と働く姿から勤勉なイメージが浮かび、いつしか尊い存在となりました。

牛は畜産によって人の生活も深く関わっており、さらには農作業でも重い荷物を運搬するために活躍し、欠かせない存在となっています。そんな誠実な姿から、良く働き財をもたらす縁起の良い動物として、十二支に選ばれたのは必然だったのです。

「牛歩」という言葉の通り歩む速度はゆっくりなため、丑年には地道に頑張って物事を進めるべきと言われています。目先の利益に流されず、今与えられた役割を確実にこなしてこそ、明るい未来が見えてくるのです。

過去、「丑年(うししどし)」に起きたこと


丑年には何か大きな出来事が起こったというよりも、良いことが起こる前触れの年と言われてきました。忍耐強く努力を重ねた結果、芽が出て花を咲かせることになるのです。

1925年には首都圏の交通インフラを支える、山手線の循環運転が始まりました。 当時と比べて駅数は増えていますが、現在も変わらず都民の足となっています。

1937年には、国民的歌手として今も語り継がれる美空ひばりさんが誕生しています。 今もその歌声に魅了されている人は少なくありません。

湯川秀樹博士が日本人で初めてのノーベル物理学賞を受賞し、医学の発展に大きく寄与したのは1949年のことです。今も世界の最先端を行く日本の医療技術は、ここから発展していきました。

忍耐を強いられる出来事として印象的なのは、1973年に起きたオイルショックです。大規模な買い占めがあり、世間は大きく混乱していました。時を同じくして、日本で初めてのコンビニが開店し、人々の生活に革命を起こしていきます。そして、社会の構図を大きく変えたのが1985年の日本電信電話、今のNTTが誕生したことでしょう。これにより競争が始まり、今の通信機器の発展に繋がっています。そして1997年には日本が初めてのサッカーワールドカップ出場を決め、熱狂の渦に包まれました。

今では当たり前となりつつある出来事も、先人たちの努力あってこそ今に繋がっているのかもしれません。これからに向けて、大いなる可能性を秘めています。

丑年(うしどし)の性格や特徴


丑年生まれはコツコツと実績を積み上げる性格で、大器晩成型の人が多いのが特徴です。時間をかけて目標達成を果たし、年齢に比例して評価を上げていきます。だからこそ手は抜きませんし、楽な道を選ばず地道な努力に活路を見出します。

慎重かつ、ゴールが見えていてもあえて段階を踏んで物事を進めていくタイプです。責任感も人一倍強く、与えられた役割は最後までしっかりとこなせるからこそ信頼されます。何かと頼られる場面が多く、リーダーとしても縁の下の力持ち的役割もこなせます。他の人が嫌がりそうな下積みでさえも面倒だと思わず、必要な経験と頑張れます。だからこそ、努力が報われた際には大輪の花を咲かせ、一度得た立場を簡単に譲ることはありません。

ただ人見知りであり口下手なため、自分の気持ちをうまく表現できず苦労しがちです。若いうちは苦労が多いものの、年齢を重ねるにつれて活躍の場を広げ、いずれは責任者的な立場や役割を任されるまでに成長できます。

丑年(うしどし)生まれの人の恋愛傾向


丑年生まれは恋愛にも誠実で、恋した相手に対して誠実に向き合おうとします。 まさに恋愛と結婚をイコールに考えているところがあり、付き合う以上は相手の幸せを一番に考えて動くため、浮気はおろかよそ見すら心配がいりません。だからこそどうしても相手選びには時間がかかってしまいますし、「この人」という存在が見つかるまで十分に吟味します。

古風で懐の深いタイプに惹かれやすく、こちらの気持ちを理解し寄り添ってくれるような相手を求めます。自分が本当に愛されているのか、どう思われているかをとても気にするタイプ。言いたいことをハッキリ言ってくれる人とならば、長続きします。

恋に対しては受け身で、好きな人ができても告白するまで時間をかけます。ただ、恋人になりさえすれば遠慮せず想いを言葉にできる人です。

丑年(うししどし)生まれの人の仕事運


仕事には粘り強く取り組み、丑年の強みである真面目な一面を生かして寄せられた期待に応えていきます。たとえ目立たなくても地道な努力を欠かさずに続けていける人なので、陰ながら活躍できる研究職や事務職といった仕事で結果を残します。

能力がある一方で融通が利かず、コミュニケーションを図る上で苦労しがちです。まずはとにかく人の意見に耳を傾け、協調性を養うようにすると見えてくる景色が変わってきます。

丑年(うししどし)生まれの人の金運


金運は右肩上がりに良くなっていきます。丑年生まれの人は結果よりも過程にこだわった方がより良い暮らしを送れます。無理して大きな財を得るより、コツコツと財を築いていくタイプです。

感情に流されて消費することがほとんどないため、欲しいと思う物があっても本当に自分に必要なものかを判断し、衝動買いはしません。また、お金が入ってもすぐに使って月末に困るような心配もなく、何が必要かをしっかり見極めた上で、必要な分だけを消費できる人です。長い目で将来を見据えた上でしっかりとした計画を練っていけるため、最初にした苦労が後に生きてきます。

身の程を十分過ぎるくらいにわきまえているからこそ、経済的に困窮する可能性も極端に低く、困った時の備えも万全にできます。節約志向が強い分、どうしても交際費が真っ先に削られてしまうのは悩みどころ。せっかく仲良くなれた人がいても、思うように距離を縮められず苦労する恐れがあるので、多少は費用を確保しておきましょう。投資する額は微々たるものだったとしても、その結果得られた交友関係が後に大きな財となって返ってきます。相手のためにというよりも、むしろ自分の幸せのためにと割り切ってお金を使いましょう。

丑年(うしどし)と相性のいい干支は?


丑年と相性のいい干支は、「子年」と「巳年」、そして「酉年」です。

■子年(ねずみどし)

子年と丑年との2人は自然と距離を縮めていく相性です。たとえば偶然出会ってそのまま恋に落ちてしまったり、一緒に組んで共同作業をしたりと気づけば互いに相手が近くにいるという縁の深さがあります。特に足並みを揃えようと意識しなくても、自然体で接しているだけで心の距離も近づいていきます。互いにフリーな状態で出会えば、恋愛に発展する可能性も充分あり得ます。

■巳年(へびどし)

ゆっくりと時間をかけて物事を進める堅実な巳年は、誠実かつ地道な努力を欠かさない丑年と共通する部分が多く、波長が合いやすいです。巳年の人は感受性が強く、相手の気持ちを尊重できる懐の深さが魅力となります。人付き合いにおいて不器用な丑年を、優しく包み込んでくれるでしょう。何もせず黙っていると誤解されやすい2人ではありますが、互いにとって相手の存在は貴重かつよき理解者となれます。

■酉年(とりどし)

フレンドリーな酉年が、何かと受け身で自分の殻に閉じこもりがちな丑年を新たな世界へ導いてくれます。真逆な性格を持つ2人ではありますが、優れた洞察力を持つ酉年が丑年の気持ちを理解し、空気を読んだ対応を見せてくれます。人との間に壁をつくりやすい丑年も、酉年相手なら自分の気持ちに素直になれそうです。私生活はもちろん、仕事においても良いパートナーとなりうる2人です。

まとめ


丑年が辿ってきた歴史や持つ意味、性格や特徴まで余すところなくお話をしてきました。

たとえ今は苦しくとも、前向きに頑張ってさえいれば道が開けてくるというのは、お分かりいただけたかと思います。夢や希望は一つでも多くもっていて良いですし、人生の荒波を乗り越えるだけの強さを持っているのが丑年です。早い段階で立てた将来設計に基づき、大きく道に逸れることなく歩みを進めていけるからこそ、自信を持ちましょう。

将来を約束されたような丑年生まれの人が思うようにいかずに苦労したり、将来への希望が持てなくなっていたとしたら、すでに進むべき道を見失っているのかもしれません。 でも、軌道修正は今からでも十分に図れます。

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