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甲戌(きのえいぬ)とは?

「甲戌」は「芯が強く勤勉」という意味を持っています。 「甲」は「大樹」を表す十干で「堂々としているさま」を示し、「戌」は「秋の終わり」を表す十二支で、「勤勉さ」や「努力家」を示すのです。
その両方の性質を合わせ持つ「甲戌」は、どっしり根を下ろしてそびえたつ大樹のように、芯が強く忍耐力がある事を示しています。
物静かでありながらも揺るがない信念を持つ人だと言えるでしょう。 自信家で物事を楽天的に捉える性質なのが特徴的。 どのような環境のなかでも自分の居場所を確保できる強さを持ち合わせているのです。
甲戌の人の性格や特徴は?
物静かで自分の課題や目標に淡々と向き合う事ができるタイプ。 芯が強く周囲の影響を受け、思考や感情がブレると言うったことがありません。常に落ち着いていて、物腰柔らかな性格が特徴的です。
どっしりと大地に根を下ろし、揺るがない信念を持って物事に取り組む事ができます。 さらに最大の長所は粘り強さで、コツコツと努力を重ねる事ができる人です。 一度決めた事や任された仕事は、責任を持って最後までやり遂げるたくましさを持っています。
お世辞や建前を嫌い、無駄のない最適解の方法を探り、最短距離でゴールにたどり着きたいと考えているのです。 自分の本質をきちんと把握したうえで、物事に向き合う冷静さや賢明さを持ち合わせています。
甲戌の人の性格や特徴①芯が強く努力を惜しまない性質
どんなに厳しい環境の中でも前向きに自分を成長させようとする、たくましい精神力の持ち主。 一時の感情や周囲の意見に流される事なく、不利な環境になっても一度決めた事は最後までやり切る強さを持っています。 必要な努力を惜しまず、時間がかかろうとも思い通りの結果を出そうとするタイプ。
甲戌の人の性格や特徴②論理的に物事を捉える
無駄を見つけ、最も効率的な方法で成功を勝ち取る選択をしようとします。 合理的だと判断すれば、常識や慣例にとらわれない判断を下し、周囲を驚かせる事も。 白黒ハッキリさせるところと、普段の物静かな態度にギャップを感じる事があります。
甲戌の人の性格や特徴③義理人情に厚く、人間関係を重視
人との関わりを大切にし、お世話になっている人には礼儀を尽くそうとします。 よく気がつき、常に周囲の変化に気づく性質です。 困っている人が居れば、さり気なく救いの手を差し伸べようとします。 普段はおとなしくクールなイメージですが、いざという時には見返りを求めない優しさを提供する、懐の深さがあるのです。
甲戌の女性の特徴は?
しっかり者で周囲に細やかな気遣いができる人です。 とてもまじめで仕事を始め、与えられた役割をきちんとこなすうえ、影日向なく努力しようとします。 物事を効率良くテキパキとこなせる能力を持っているため、仕事がデキるタイプ。
金銭感覚がしっかりとしているため元々蓄財意識が高く、無駄使いをする事がありません。 少々プライドが高い部分が傷ですが、基本的には真っすぐな性格で慈悲深いところが魅力。
周囲の変化や評価にそれほど影響を受けないタイプですが、面倒見が良く一度打ち解けた人には家族のような眼差しを向ける事ができる愛情深い人です。 職場を始め、さまざまな場面で頼られる機会が多く、たくさんの方から信頼されています。
甲戌の男性の特徴は?
向上心が強く、常にベストを尽くしたいという気持ちが強い人。 目標を高く持ち、真っすぐにゴールに向かって努力を積み重ねられるタイプ。 自分磨きを怠らず、未知の世界に触れる機会を積極的に持とうとします。
合理的な判断が得意である一方で義理人情に厚く、人のために一肌脱ぐといった場面が数多く見られる人です。 さらに常日頃から気配り上手で、どんな小さな約束事もきちんと守れるため、周囲から厚い信頼を得ています。
純粋であるがゆえに少々世渡し下手で、誤解が生じてしまう場合があるものの、決して言い訳をするタイプではありません。 人や物事に対して真っすぐに向き合い、自分にも周囲にも正直でありたいと思っています。
甲戌の人の恋愛傾向は?
普段の顔と恋愛モードの顔に大きな差があるのが「甲戌」の特徴的な部分です。 通常はしっかり者で率先して物事をテキパキとこなすものの、恋愛関係になると甘えたい気持ちがやや強くなり、可愛い一面を覗かせます。 職場や仲間内ではキリッとした表情を見せるものの、意中の異性や恋人の前では甘えようとするのです。
周囲の異性のなかにはそのようなギャップにドギマギする人もいます。 さらに交際後は何よりも相手との信頼関係を大切にし、相手の気持ちや希望に応える事を率先しようとするタイプ。 恋愛において遊びの要素はなく、純粋な想いで繋がろうとします。
甲戌の人の結婚傾向は?
交際の延長線上に結婚があると考えているため、常に結婚を前提にした交際を求めます。結婚願望が強く、結婚によって豊かな未来を築きたいという気持ちを強く持っているタイプです。
交際前にはしっかりと相手を見極め、相性の良い人との結婚によって幸せになれる可能性が高い人。刺激よりも安定を望み、一緒に居て心から安心できる人を選びます。 結婚後は家庭を大切にし、家族に尽くそうとするタイプ。忍耐強さが裏目に出ると、家庭内の不満を1人で抱える事になりがち。
パートナーと密なコミュニケーションを心掛け、協力し合う姿勢が必要になります。
甲戌の人の仕事運、適職は?
苦手な分野の仕事においても努力を重ね、周囲が期待する以上の成果を成し遂げられる人です。 人が嫌がるような事も率先してきちんとこなすため、着実に実績を上げていきます。
周囲の信頼を集め、徐々に安定したポジションや収入を得る事ができるのです。 さらに職場では常に現状を分析し、合理的に物事を進めていく力を発揮します。 その結果、最短距離で理想的なゴールにたどり着く事ができるでしょう。
持ち前の粘り強さと勤勉さを生かせる研究職や技術職が、適職でしょう。 人材育成、マネージメント業、秘書などの仕事では面倒見の良さや責任感の強さを発揮し、周囲に重宝されます。
甲戌の人の金運は?
お金のやりくりが上手なため、非常に恵まれた金運の持ち主です。 具体的な目標がある方がお金を貯めやすく、仕事へのモチベーションが一気に高まります。 将来を見据えたお金の管理ができるため、一生を通じてお金に困る事はなく、豊かな人生を送る事ができるのです。
加えて消費よりも投資の感覚でお金を使う機会が多く、普段から無駄使いが少ないタイプ。 本業だけでなく副業や株などによってしっかりと稼ぎながら、きちんと貯める事ができるでしょう。
努力を通じて利益を得る運命を持っているため、ギャンブルには縁のない人生ですが、仕事面では頑張っただけ報われる運気を持っています。
甲戌の人と相性の良い六十干支は?
■己卯
天地徳合と呼ばれる最高の相性。
引っ込み思案な「己卯」との間には共通点が多く、次第に打ち解ける事ができます。
どちらも長期目線で物事を捉えるため、自然に協力し合える関係です。
同じ目標や仕事に取り組めば、優れたパートナーシップを発揮できます。
■甲寅
切磋琢磨して高め合える相性。
どちらも向上心が強く、お互いに高みを目指す過程を楽しむ事ができます。
時にはライバルとして、あるいはパートナーとして刺激に満ちた関係を築けるでしょう。
共通の仕事や目標に携われば推進力が増し、潜在的な能力を開花させる事ができます。
■癸卯
お互いにとって頼もしい理解者になる事ができる相性。
どちらも芯が強く、どのような困難のなかでも前向きな選択ができる性質の持ち主です。
普段は物静かだけれど時には大胆に行動する「甲戌」に対し、「癸卯」は心から理解し応援してくれます。
付き合いが深まると共に、揺るぎない絆が生まれるのです。
甲戌の人とあまり相性が良くない六十干支は?
■戊辰
自分の意見をしっかりと主張したい2人は、何かと衝突しやすい相性です。
両社共にさっぱりとした性格であるため、一見付き合いやすそうだと感じるものの、全く自分の考えを譲ろうとしない姿勢がうかがえます。
一度意見が食い違うとそれっきり、といったような状況に陥るパターンが数多くある組み合わせ。
■壬申
常に正直でいたいと考える「甲戌」に対し、「壬申」は人懐っこく甘え上手なタイプ。
全く違う感性を持っているため、お互いの本質を理解しづらく、なかなか距離を縮められない関係です。
それぞれの本音がわからない状態が長く続く事で、不満を持ちやすくなります。
■庚辰
何かと相手の言動が気に障り、不満を持ちやすい組み合わせ。
どちらも普段は控えめですが自分なりのこだわりが強く、なかなか相手に合わせる事ができません。
周囲からは似た者同士のように感じるものの、口数が少なくコミュニケーション不足によって不仲になりやすい関係。
まとめ「甲戌」はこんな人
- どんな環境のなかでもどっしりと構え、強い芯を持つ事ができる
- 最後まで諦める事なく、コツコツ努力を積み重ねられるタイプ
- 効率良く物事を進めていく事ができる合理主義者
- 現実的思考で常識にとらわれる事なく、適切な判断を下す
- 控えめで本音を隠したがる
- 白黒ハッキリさせたい率直な人
- 面倒見が良く愛情深い
- 面倒見が良く愛情深い
- 普段はしっかり者で、恋愛面では甘えたい願望を持つ