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戊寅(つちのえとら)とは?

向上心に富んでおり、何事も前向きにこなそうとするのが「戊寅」という干支が持っている意味です。
自然界における山を表す「戊」は陽の土を示しており、どっしりと構えるその姿からは穏やかさや生命力の強さを示しています。対する「寅」は春の始まりや草木が生い茂る様子を示しており、意志の強さや賢さを示すものです。
この2つの文字を組み合わせた「戊寅」は、荘厳な山が冬から春にかけて雪解けを迎え、草木が芽吹くさまを表しています。併せて無視や動物たちが温かくなると同時に活動をはじめ、エネルギッシュに動くさまを表現してもいます。
戊寅の人の性格や特徴は?
年齢の割には大人びて見える、貫録を漂わせているのが「戊寅」の人の特徴です。大物感を示すかのようなカリスマ性を表し、ただそこにいるだけで多くの人たちの心をつかんで離しません。
人情家で、自分が大切だと思った相手は無条件で大切にします。自分から支えとなって皆をフォローし、陰ながら支えていくことを求めます。堅実的なものの考えをし、足場を固めることが大切と意識する人です。自らを成長させるための努力は厭わず、知識や技術を磨くのを忘れません。
知恵がはたらくがゆえに判断力も抜群で、肝心な場面においては大胆に行動し、チャンスを逃さずつかみ取る積極性も魅力です。自分が正しいという考えが強いゆえに、時に自信感情になる時もあります。
戊寅の人の性格や特徴①空気を読めるが、流されず我が道を行く堅実派
戊寅(つちのえとら)の人は、感覚を何よりも重んじる傾向があります。そのため、場の空気や機微を敏感に察知し、状況に応じた対応を試みることがあります。しかしながら、他からの言葉や周囲の雰囲気に、感情が大きく左右されることはありません。良くも悪くも周囲の期待や空気感に必ずしも沿わない、独自の判断に基づいた行動を取ることができます。一方で、特段の対応が求められない穏やかな状況では、波風を立てずに堅実な立ち回りを心がけ、定められた道筋を着実に進んでいくことを得意としています。
戊寅の人の性格や特徴②人情家で人との縁を大切にする
仲間と認めた相手には無条件で優しく接するのはもちろんのこと、いかなる困難があっても最後まで守り抜こうとします。周囲からの評価はあまり気にせず、目で直接見たり、実際に触れたりしたものだけを信じる傾向があり、そうした経験に基づいて交友関係を築いていきます。その一方で、身内の方に対しては情が深く、甘くなりがちな面があるため、たとえその方が好ましくない行動を取られた場合でも、率直に注意することが難しく、つい擁護してしまうことがあります。
丁丑の人の性格や特徴③周りに流されない冷静な人
世間の常識や一般的な考えに反することがあったとしても、その場の状況から自分が正しいと判断した選択を優先する傾向があります。周囲の多くが正しいと考えていることであっても、そうではないと判断したら臆することなく「NO」と意思表示します。時には組織やグループの中で、周囲から孤立してしまうような場面もありますが、最終的にはご自身の判断の正しさを証明し、確固たる存在感を発揮されることが多いようです。
戊寅の女性の特徴は?
愛情の深さと思いやりの強さこそが、「戊寅」の女性の特徴です。出会ったその瞬間から穏やかな印象を抱かせ、周りの空気を穏やかにするゆったりとした雰囲気を醸し出しています。
いざ接してみるとお茶目な一面が目立ち、愛されキャラとして存在感を示していけます。基本前向きで精神力が強く、ピンチを前にしてもくじけるどころか正面から向き合う人です。一見受け身のようなイメージがありますが、向上心に富んでいて、自分で目標を見つけてはそれを叶えるために全力を尽くします。
サービス精神も旺盛で、面倒見の良さにも定評があります。年齢を感じさせない女性的な魅力を醸し出し、たくさんの人たちから慕われます。高潔で自尊心も強く、凛とした美しさを備えています。
戊寅の男性の特徴は?
基本落ち着いていて、周りに流されず自分が信じた道を突き進むのが、「戊寅」の男性に見られる特徴です。
堅実で落ち着いていて、現実主義者というイメージが強くなりがちです。何よりも自らの掲げた夢や理想を叶えるために注力しますが、だからと言って無謀なチャレンジはしません。それでいて争いは好まず、論理的に話を進めては自らの優位性を示していきます。
しっかりとした自分の意志を持っており、間違っていると感じたものに関しては何があっても譲りません。一見何も考えていないように見えて、常にあらゆる可能性を模索しているなど、細やかな心を持っています。物事に対する興味関心が強く、一度夢中になったものには時間を忘れてハマってしまいます。
戊寅の人の恋愛傾向は?
愛情深い「戊寅」は誠実で真摯な気持ちで恋と向き合う傾向が強いです。好きな人を前にすると誠意をもって尽くし、その心をつかむために全力を尽くすなど、一番の愛情を傾けます。
内面の魅力にあふれているのもあって、相手からアプローチされてから始まる恋が多いです。自分の体験したことを共有したがるのが「戊寅」の特徴で、一緒に何かをすることに喜びを感じやすいです。
休日には積極的に出かけるなど、デートを楽しむために精力的に動き回ります。一方で気持ちがうつろいやすく、恋よりも楽しいものを見つけると心変わりする時もあります。
戊寅の人の結婚傾向は?
恋も仕事もいいとこどりをしたいというのが、「戊寅」の特徴です。基本モテるので恋のチャンスは向こうからやってくることが多く、若いうちに結婚する人が多い傾向にあります。
鋭い洞察力をもって相手を見極めるため、選んだ伴侶とは安定して結婚生活を送れます。家族こそ一番大切にしようと考え行動する人なので、結婚後は家に入り浸りとなりやすいです。
結婚したから仕事がおろそかになったと言われるのが一番嫌で、家庭との両立を図るために全力を尽くします。男性は自分にはない魅力を持った相手を選ぶと、幸せになりやすいです。一方で女性も仕事に意欲的で、結婚や出産を経てもなお仕事を続ける人が多いです。
戊寅の人の仕事運、適職は?
地道にコツコツと実績を積み上げていくのが、「戊寅」に最も適した働き方です。自分に合ったスキルや知識を磨き、仕事に生かしていくのが「戊寅」の特徴です。適職とはしては研究者や職人など、その道のエキスパートを目指して頑張るのが良いでしょう。
落ち着いていて安定感もあるため、不動産や金融関係の仕事など、地に足をつけて働く必要がある職も向いています。人当たりも良いことから、接客やサービス業、さらには営業にセールス関係の仕事も適職となります。
思いやりの強さや面倒見の良さを生かし、介護や福祉関連の仕事で誰からも愛される存在を目指すことも可能です。
戊寅の人の金運は?
金運は年齢に比例して向上し、晩年を迎えるにつれて取り巻く環境が良くなります。もともとお金のある人の近くにいることが多く、良い影響を受けてあなた自身の運気がアップすることも多いです。
自分の手でお金を稼ぐ力が身に付いているため、困った時でも自力でなんとかできる強さがあります。お金のめぐりが良いというのが一番の特徴であり、使った分だけ返ってくる人です。一見お金に無頓着そうに見えて、実は誰よりも貪欲で稼ぐことへの意欲が高いです。
チャンスが訪れた際にはそれをつかむために全力を尽くし、いずれ自分の力で大金を手に入れます。
戊寅の人と相性の良い六十干支は?
■癸亥
自分が先頭に立ちたいリーダータイプの「癸亥」と、サポート力に長けた「戊寅」はちょうどいいバランスを維持できます。それぞれの持ち味を発揮できるのは大きいですし、協力すれば仕事でも私生活でも大きな成果を残せます。プライベートにおいても、互いに相手を気遣い良い関係を維持できます。
■甲戌
基本おっとりしている「戊寅」と、活発に動き回る「甲戌」は、一見正反対に見えて実にうまくかみ合う相性です。互いにその場のノリや空気を楽しむ余裕があるので、一緒にいて居心地の良さを感じやすいです。持久力の高い「戊寅」と短期集中型の「甲戌」が互いの弱点を補い合い、サポートし合える関係を築けます。
■丁亥
まるで写し鏡ではないかというくらいに、考えや価値観が合う2人です。気性が穏やかで同じものを見て同じ感想を抱き合えるからこそ、自己肯定感もアップしやすいです。感受性豊かな「丁亥」に支えられ、「戊寅」は本来あるべき姿を維持できます。
戊寅の人とあまり相性が良くない六十干支は?
■庚申
いわゆる動と静の組み合わせゆえに根本的な考えや価値観がかみ合いにくく、一緒にいても足並みを揃えるのに苦労します。私生活に限らず、仕事でも「戊寅」と「庚申」は意見が合わずに苦労するだけに、イライラが助長されるだけです。我慢を強いられるのが目に見えている以上、わざわざ関わりを持つのは避けるのがベストでしょう。
■辛卯
考え方や価値観が正反対であるがゆえに、意見が対立しやすい組み合わせです。義理堅い「戊寅」と繊細で気配りのできる「辛卯」は一見かみ合いそうに見えて、距離感をつかめず苦労します。互いに踏み込み過ぎてしまうのもあるため、必要最低限の関わりに留めるべきです。
■戊午
行動パターンが異なるがゆえに、足並みを揃えるのに苦労します。おとなしい「戊寅」と考えるよりも先に体が動いてしまう「戊午」は、互いに相手に求めるものが多くなりストレスを感じやすいです。無理にからもうとすればするほどに、居心地も悪くなります。
まとめ「戊寅」はこんな人
- 生命の繁栄を象徴する春先の山々のように、人の目を引き付けて離さない魅力がある
- 何ものにも縛られないどっしりとした安定感がある
- 周りに影響されない地に足の着いた考えの持ち主である
- 基本は安定志向でも、いざという時には大胆に振る舞える
- 仲間や愛する人たちには誠心誠意尽くす情に厚い人
- 勤勉で学びに対して貪欲である
- 異性からの人気も高く、恋多きタイプ
- 恋するにはいつでも誠実、心と心の繋がりを何よりも大切にする
- 晩年に向けて金運がアップする傾向が強い